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LVL合板の梱包

■LVL梱包(オール合板の梱包)とは
LVL梱包は、輸出用の梱包として利用されます。国内での搬送をご希望の方は、木枠梱包(主に国内)をご覧下さい。

合板はPlywood、 LVL材はLaminated Veneer Lumberの略称です。
  • 合板とは、木材を薄く広く層にしたものを目の方向を変えながら何層にも接着で張り合わせ、一定の強度を持たせた1枚板のことを言います。
  • LVL材は単板積層材と言いまして、これは薄くカットした単板を何層にも接着して角材にしたものです。
この2種類は、製造方法はどちらも接着による張り合わせで出来て入るのが特徴で、加工品となるので梱包の際の輸出検疫規制上は両方とも非木材扱いとなります。

燻蒸(薫蒸)が必要になったことで、合板は非木材扱であるベニヤ板、ポプラ合板、LVL材がこのところ非常に多く使われ、燻製(薫蒸)材に変わって梱包の時間の短縮化に役立っています。

ただし、やはり燻蒸(薫蒸)が必要ないといっても張り合わせ板なので強度的には限界があります。2〜3トンを超えるよな重量になってくれば合板より燻蒸(薫蒸)材を使用するのが一般的です。

燻製(薫蒸)材を使用するか、LVL材を使用するかは個別でのお話しとなりますので、詳細はお問合せ下さい。 燻蒸(薫蒸)が必要かどうかは薫蒸処理のページでご確認下さい

燻蒸処理にかかる日数

燻蒸処理には、連絡から段取り・書類の整備までを入れると、1週間から10日の期間が必要となる場合があります。
製品の完成が予定通りすすんでいない状態ですと、燻蒸処理の日数が確保できないという問題が発生します。
そんな時、燻蒸処理をせずに済む輸出向けの梱包があれば、この問題は一挙に解決します。

燻蒸処理を受けずにすむLVL材、合板

木箱の内面の押さえ、内側の部材、すべてに合板(ベニヤ)を使えば、燻蒸処理をしなくても輸出手続き上はよいことになっています。

合板は国際基準上、木材ではないと位置づけられています。英語で書くとベニヤはプライウッドあり、NO-WOODという判断になるからです。一刻でも早く納品したい場合、全て合板で梱包いたします。

LVL材による梱包(すべて合板)

フォークの差込口の足をご覧下さい。25mmの厚さのベニヤを重ねて高さを出しています

このように機械を固定する角材についてもベニヤを使用します。ただ、ベニヤは角材として使う場合は接着がはがれることがあるので注意が必要です

LVL梱包で納期を大幅に短縮

木材の燻蒸処理は前述の通り時間がかかります。
そこで燻蒸しなければならない木材をさけ、ベニヤを全体に使う(オール合板)ことにより、納期を大幅に短縮することができます。

例えば、
  • 製品の完成が予定通りすすまず、製造期間が延びてしまい、納期だけは延ばすことができずに、梱包、運送に用意していた時間が足りず、 結局、燻蒸処理をする時間がなくなってしまった場合
  • 納期が読めずに出来上がり次第、一刻も早く納品したい場合
このような場合にオール合板の梱包が威力を発揮します。

合板での梱包の場合の輸出上の手続き、書類等

合板で梱包をした場合、基本的には非木材扱いなので、特に何もする必要はありません。ただし、オーストラリアの輸出や個別ケースによっては、合板自体の生産製造年月の証明や、非木材の使用声明文等当該木材の輸出に関して個別に書類が必要な場合がございますので、詳細は通関業者、梱包業者へご確認下さい。

最後にひとつ注意事項として 合板、LVL材は加工材であるため、通常の木材の梱包に比べ 割高になる可能性もございます。ただし、薫蒸材と比較しますと 個別の話になりますので、詳しくはお問合せの上ご確認下さい。


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