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安全に運ぶために1

輸出の際、密閉木箱にするのが一般的です。しかし、一旦梱包してしまうと、梱包された箱の中身は見えなくなってしまいます。

パッキングリストを見ながら製品を確認して荷扱いするということは、あまり現実的ではありません。
そのため、安全に荷扱いを行うために、JISでは荷扱いの際に注意すべき事項を指示マークとして規定しております。

一般的にはケアマークとか、赤マークと呼び、通常のシッピングマーク(黒)と区別され赤色を使用して中の製品にどのような注意が必要かを箱の外側に刷り込みます。

頻繁に使われる主な種類や意味には以下があります。


●一般貨物の荷扱い指示マーク


※日本規格協会、JIS−Z0150より抜粋

指示/情報
(呼び方)
指示マーク 指示内容 参考
壊れもの
(FRAGILE)
包装貨物の中身は壊れやすい。そのため、注意して取り扱わなければならない。 ISO 7000、 No. 0621
適用例
取扱注意
(HANDLE WITH CARE)
包装貨物に衝撃を与えないよう、丁寧に取り扱うことを示す。  

(THIS WAY UP)
包装貨物の正しい上向き位置を示す ISO 7000、 No. 0623
適用例
つり位置
(SLING HERE)
包装貨物をつり上げる際には、図示の位置にスリングをかけねばならない。 ISO 7000、 No. 0625
適用例
水ぬれ防止
(KEEP AWAY FROM RAIN)
包装貨物が雨にあたらないようにしなければならない。 ISO 7000、 No. 0626
重心位置
(CENTRE OF GRAVITY)
包装貨物が一つのユニットとして取り扱われるときの重心位置を示す。 ISO 7000、 No. 0627
適用例
積み段数制限
(LAYERS LIMIT)
積重ねできる総段数を示す。指示マーク上の数値は、最大許容積み重ね総段数10段積みの事例を示す。  

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