ハリマ梱包
「セルフ梱包」の販売開始 独自木枠梱包で少量多品種低コスト
ハリマ梱包(神奈川県相模原市)は、購入者が自ら組み立てられる設計の木枠梱包「セルフ梱包」を発売した。運営するサイト「梱包ネット」の木枠梱包サービスを拡充した格好だ。同サービスは、重量が50キログラムから100キログラム程度の製品の輸送用に焦点を当てたもので、輸送の際、木枠梱包を要求されるが採算が合わないため空洞化していた市場ニーズに応えるのが狙い。
前述相当の重量物は、事故防止のため梱包をして混載便で輸送されるのが一般的だが、少量で梱包すると費用が嵩む等の課題があった。梱包業者には、少量の重量物を運びたい需要家の受け皿がなかったのが実情だ。こうした課題を「セルフ梱包」サービスは解決した。
多品種少量のサービスでも作業が効率的で採算も見込めるサービスを考案。同サービスとは、梱包作業自体を顧客に任し、その分の費用を削減するというものだ。ただ、これには誰でも容易に組立可能な木枠梱包材を開発する必要があった。
従来、一概に木枠梱包といってもおおむね熟練者が組み立て、封かんしていた作業で、非熟練者にはほとんど不可能であった。
これを同社で創業55年の実績やノウハウを駆使し対応した。製品固有の形状をヒアリング。最小コストでしかも、最大機能を備えた独自の固定化を提案。さらに、スクリューボルトを使用したドライバー1本でできる封かん作業に簡略化することで、非熟練者でも容易に行える木枠梱包とした。
今後は機械メーカー、オークション利用者、中古機械販売業者等、エンドユーザーへの販売を展開するだけでなく運送会社、段ボール業者、包材販売会社等の中間法人業者への拡販も図る。
なお、詳細は梱包ネット(http://www.konpo.net/2/konpo-self01.html)まで。 |