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EU諸国 Debarking(樹皮剥ぎ)要求は再延長に ISPM REPORT

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この情報は社団法人日本荷主協会様の許可をいただいて木製梱包の検疫などに関する情報を掲載させていただいております。


EU諸国 Debarking(樹皮剥ぎ)要求は再延長に
2008年10月31日(金)

International Standards for Phytosanitary Measures ISPM REPORT No.08‐13

「EU 諸国のDB 要求は2009年6月30日まで実施再延長になる。」との情報を米国農務省筋ならびに米国認証団体筋から得ています。その情報によると、2009年7月1日以降の新しいDB要求は:

次の基準の少量の樹皮は残っていても構わない。
-幅 3 センチ以下のもの(長さには関係ない)
-幅 3 センチ以上であれば、一つの樹皮面積が50 平方センチ以下であるもの。
DBの文字はスタンプの上に必要ない。
目下、米国の梱包材消毒認証団体はこの線に沿って、EU のDB 要求に対応しているそうですが、我が国の検疫当局や
認証団体ではこのような情報は持っていない模様です。当事務局ではEU政府筋に情報の確認をしてみる予定です。

解説
EU諸国の木製梱包材検疫規則EU 指令 2004/102/EC では、輸入木製梱包材に使用する木材に樹皮が付いていないことを要求し、消毒処理済の梱包材に付けるIPPC マークにはDB の文字を加えるように要求しています。
この要求は2008年12月末まで実施延期となっているものの、そろそろ、年末も近づき、当協会事務局には鉄鋼業界はじめ各関係者からDB マークの必要性につき、問い合わせが多くなっています。
EU政府筋やEU諸国検疫局サイトには2008年12月末までの延期以外に何ら別段の情報はありません。丁度、ISPM No.15 の改訂がIPPC で進む中で、ISPM No.15改訂版に記載あるDB要求はかなり簡素化されたものになっています。
樹皮の除去
消毒処理要求に加え、樹皮は除去しなければならないが、次の基準の少量の樹皮は残っていても構わない。
-幅3 センチ以下のもの(長さには関係ない)
-幅3 センチ以上であれば、一つの樹皮面積が50 平方センチ以下であるもの。
(2009年1月以降のEU におけるDB マーク要求と、この修正案との関連が注目される。EU においてもDB マークが必要
なくなる可能性もある。この案はDB マークに執拗に反対していた米国の譲歩案の可能性もある。
EU諸国のDB要求に関するこれまでの経緯に関しては、次のバックナンバーをご参照ください。
ISPM Report No.06‐08(2006年1月17日付)、No.06‐10(2006年1月20日付)、No.06-16(2006年2月14日付)

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